2010年8月4日水曜日

Beg / Color Chart

Beg / Color Chart
(I Talk To The Wind;2000)

夏だからってわけでもないんだけど、いや夏だからかな。まあとにくかく怪談が読みたくなって、何か適当なものでもと、レコ屋のついでに古本屋に寄ったの。で、漫然と棚を眺めてたら、『モーパッサン怪奇傑作集』て本が眼に留まったから、それを買っていまさっきまで読んでたわけ。まだ最初の3篇を読み終えただけなんだけど、なんだろ、怖いっていうよりはいやーな感じが後を引くこと納豆の如しという感じなんだな。でまあコーヒーも飲みたいし、まあ音楽でも聴いて一服しようかと思ってこれをチョイス。

ニュージーランドのシンガーソングライター Beg。サウンド的には非常にシンプル。ボーカルにアコギ、控えめなパーカッション、それから時々挿入される効果音てとこ。夜の海に漂うクラゲを思わせる感じ。抑揚を抑え気味の淡々とした曲が続くんだけど、飽きることもなく聴きとおせた。その理由のひとつとしては、アルバムを通しての構成がかなり練られているから、ということがいえると思う。2曲に1曲くらいの割合でやや短めのインストが配置されてて、それがアルバム全体として抑揚になっている。寝る前に聴くと気持ちよく眠れそう。じゃモーパッサンの続きに戻るんでこの辺で。

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